24 歳の女性。リンゴを食べた直後に口腔内の違和感と咽頭搔痒感を訴えて受診した。…
24 歳の女性。リンゴを食べた直後に口腔内の違和感と咽頭搔痒感を訴えて受診した。症状は数分以内に消失し、全身症状は認めなかった。診断に最も有用な検査はどれか。
- ⑴ 口腔粘膜生検口腔粘膜生検は即時型アレルギーの診断には用いません。
- ⑵ パッチテストパッチテストは遅延型(Ⅳ型)アレルギーの診断に用います。
- ⑶ プリックテスト即時型アレルギーの原因抗原の同定に皮膚プリックテストが有用です。
- ⑷ 血清総IgE 抗体測定総IgEは原因抗原を特定できず、診断的価値は低いです。
- ⑸ 末梢血好酸球数測定好酸球数は原因抗原の同定に役立ちません。
解説
正解は⑶です。リンゴを食べた直後に口腔内の違和感と咽頭の瘙痒感が生じ、数分で消失しており、口腔アレルギー症候群が考えられます。シラカバなどの花粉に感作された人が、交差反応性のある果物や野菜を摂取して生じる即時型(Ⅰ型)アレルギーです。原因抗原の診断には、新鮮な果物を用いたプリック・トゥ・プリックテストなどの皮膚プリックテストが有用です。抗原特異的IgE抗体測定も補助的に用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成