ソクマル医師

78 歳の女性。動悸を主訴に来院した。高血圧で治療中である。1 か月前から週に1…

78 歳の女性。動悸を主訴に来院した。高血圧で治療中である。1 か月前から週に1 回程度、誘引なく動悸症状があるが数分で改善していた。3 日前から動悸症状が持続している。日常生活には支障はないが、症状が持続するため受診した。意識は清明。身長156 cm、体重45 kg。脈拍116/分、不整。血圧108/68mmHg。SpO2 98 %(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。心エコー検査では左室壁運動は良好に保たれている。12 誘導心電図(別冊No. 22A)と胸部エックス線写真(別冊No. 22B)とを別に示す。抗凝固薬投与とともに、症状改善目的の初期対応で適切なのはどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑴です。高血圧のある高齢女性で、発作性の動悸が3日前から持続しており、脈拍116/分で不整、心電図は頻脈性心房細動を示すと考えられます。血行動態は安定しており、左室収縮能も保たれています。症状改善のための初期対応は心拍数調節で、左室機能が保たれている場合はβ遮断薬や非ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬を用います。発症後48時間以上経過しており、抗凝固療法なしでの除細動は血栓塞栓症の危険があります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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