1 歳2 か月の女児。予防接種の相談のため母親に連れられて来院した。1 週間前に…
1 歳2 か月の女児。予防接種の相談のため母親に連れられて来院した。1 週間前に転入したばかりだった。母子健康手帳を確認すると、予防接種は順調に接種され、最終のワクチン接種は来院10 日前に麻疹・風疹混合ワクチンと水痘ワクチンのそれぞれ1 回目を接種していた。体温36.3 ℃。活気は良好で、咽頭の発赤を認めず、聴診で異常所見を認めない。受診当日に接種可能で、かつ定期接種のワクチンはどれか。
- ⑴ 水痘ワクチン2 回目水痘ワクチン2回目は1回目から3か月以上あける必要があります。
- ⑵ おたふくかぜワクチン1 回目おたふくかぜワクチンは任意接種で、生ワクチンのため27日以上あける必要があります。
- ⑶ インフルエンザワクチン1 回目小児のインフルエンザワクチンは任意接種で、定期接種ではありません。
- ⑷ 小児用肺炎球菌ワクチン4 回目不活化ワクチンは生ワクチン後の間隔制限がなく、当日接種可能な定期接種です。
- ⑸ ヒトパピローマウイルス〈HPV〉ワクチン1 回目HPVワクチンの定期接種は小学6年生から高校1年生相当の女子が対象です。
解説
正解は⑷です。2020年10月の予防接種のルール改正により、注射生ワクチン同士は27日以上の間隔をあける必要がありますが、不活化ワクチンは生ワクチン接種後の間隔の制限がなくなりました。10日前にMRワクチンと水痘ワクチンを接種した児でも、不活化ワクチンである小児用肺炎球菌ワクチンは当日接種可能で、1歳以降の4回目は定期接種です。水痘2回目は3か月以上あけ、おたふくかぜは生ワクチンかつ任意接種です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成