医師と保護者との会話を以下に示す。父親:「5 歳の男の子です。幼稚園の先生から『…
医師と保護者との会話を以下に示す。父親:「5 歳の男の子です。幼稚園の先生から『4 月から年長組になったので、小学校に入学するまでに接種すべき予防接種があります。夏休みに接種に行ってください』と言われたので、来ました」医師:「これまでの予防接種歴はどうですか」父親:「定期接種はすべて接種しています」医師:「直近の予防接種はいつですか」父親:「昨年の夏休みです」この児に接種すべき予防接種はどれか。
- ⑴ MR ワクチンMRワクチン第2期は小学校入学前の1年間に接種する定期接種で、本児が対象です。
- ⑵ 水痘ワクチン水痘ワクチンの定期接種は1〜3歳未満に2回行い、年長児の時期の接種ではありません。
- ⑶ 髄膜炎菌ワクチン髄膜炎菌ワクチンは定期接種ではなく、年長児に接種すべきものではありません。
- ⑷ 小児用肺炎球菌ワクチン小児用肺炎球菌ワクチンは乳幼児期に接種を終え、5歳以降は定期接種の対象外です。
- ⑸ インフルエンザ桿菌ワクチンHibワクチンは乳幼児期に接種を終え、5歳以降は定期接種の対象外です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。MR(麻疹風疹混合)ワクチンの定期接種は、第1期が1歳から2歳未満、第2期が小学校入学前の1年間(いわゆる年長児)に行われます。5歳で4月から年長組になった男児は第2期の対象であり、MRワクチンを接種します。水痘ワクチンは1〜3歳未満に2回、小児用肺炎球菌ワクチンとHibワクチンは5歳未満で、いずれも乳幼児期に接種を終えています。髄膜炎菌ワクチンは定期接種ではありません。第2期の接種率向上は麻疹排除の維持に重要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成