ソクマル医師

50 歳の男性。胃がん検診の上部消化管造影検査で異常を指摘され精査のため来院した…

50 歳の男性。胃がん検診の上部消化管造影検査で異常を指摘され精査のため来院した。現在、自覚症状はない。意識は清明。身長170 cm、体重62 kg。体温36.2 ℃。脈拍72/分、整。血圧134/78mmHg。呼吸数14/分。SpO2 98 %(roomair)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。咽頭に発赤を認めない。甲状腺と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。精査のため経口で上部消化管内視鏡検査を施行することとした。前処置としてリドカインによる咽頭麻酔を行ったところ、「喉がつまる感じがあり、息苦しい」と本人が訴えた。前腕部に紅斑と膨疹を認める。現時点で適切な対応はどれか。

解説

正解は⑷です。リドカインによる咽頭麻酔の直後に、喉のつまる感じと息苦しさ、前腕の紅斑と膨疹が出現しており、皮膚症状と呼吸器症状を伴うアナフィラキシーが疑われます。まずは検査を中止し、血圧、脈拍、SpO2、呼吸数などのバイタルサインを確認して重症度を評価します。アナフィラキシーと判断したら、ただちに人を集めてアドレナリン0.3〜0.5mgの大腿前外側への筋注を行い、酸素投与と輸液を行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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