片側の下腿浮腫をきたすことが多いのはどれか。
片側の下腿浮腫をきたすことが多いのはどれか。
- ⑴ 肝硬変肝硬変では低アルブミン血症などにより両側性の浮腫を来します。
- ⑵ 橋本病甲状腺機能低下症の粘液水腫は全身性で、片側性の浮腫は来しません。
- ⑶ うっ血性心不全うっ血性心不全では静脈圧上昇により両側性の下腿浮腫を来します。
- ⑷ 深部静脈血栓症片側の深部静脈が閉塞して還流障害が起こり、患側に浮腫を来します。
- ⑸ ネフローゼ症候群ネフローゼ症候群では低アルブミン血症により全身性・両側性の浮腫を来します。
解説
正解は⑷です。深部静脈血栓症は、主に下肢の深部静脈に血栓が生じて静脈還流が障害されるため、患側の下肢にのみ腫脹、疼痛、色調変化が現れ、片側性の浮腫を来すのが特徴です。一方、うっ血性心不全、肝硬変、ネフローゼ症候群は全身性の要因(静脈圧上昇や低アルブミン血症)による浮腫で、通常は両側性に生じます。片側の下腿浮腫をみたら、深部静脈血栓症を念頭に下肢静脈エコーやDダイマーで評価し、肺血栓塞栓症の合併にも注意します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成