ソクマル医師

7 か月の男児。発熱を主訴に母親に連れられて来院した。2 日前の昼過ぎから発熱が…

7 か月の男児。発熱を主訴に母親に連れられて来院した。2 日前の昼過ぎから発熱があり就寝前の体温は39.0 ℃であった。昨日も38.9 ℃の発熱があったが他に目立った症状はなかった。食欲は良好で、普段より軟らかい便が2 回あった。元気に泣いている。体重6,500 g。体温39.1 ℃。脈拍148/分、整。SpO2 99 %(roomair)。眼球結膜に充血を認めない。口蓋垂近くの軟口蓋に紅斑を認める。口蓋扁桃に腫脹や白苔を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。皮疹を認めない。尿所見に異常を認めない。血液所見:赤血球466 万、Hb 12.9 g/dL、Ht 42 %、白血球3,500、血小板18 万。CRP 0.5 mg/dL。特に治療することなく経過観察したところ、受診翌日の体温は36.6 ℃で腹部に皮疹が出現した。この患児で注意すべき合併症はどれか。

解説

正解は⑵です。生後7か月の乳児が、全身状態良好のまま3日程度高熱が続き、解熱とともに体幹に皮疹が出現したことから、ヒトヘルペスウイルス6型・7型による突発性発疹と考えられます。軟口蓋の紅斑(永山斑)や白血球減少も特徴です。多くは予後良好ですが、熱性けいれんの合併が多く、まれに急性脳症を起こすことがあり、意識障害や遷延するけいれんには注意が必要です。突発性発疹は小児の急性脳症の主要な原因ウイルスの一つです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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