ソクマル医師

76 歳の男性。倦怠感を主訴に来院した。2 か月前から食事をとってもおいしくなく…

76 歳の男性。倦怠感を主訴に来院した。2 か月前から食事をとってもおいしくなく、倦怠感が出現した。趣味にしていた野球観戦をしなくなり、気分が落ち込んでいる。外出頻度が減り、1 日のほとんどを自宅内で過ごしている。身長168 cm、体重62 kg。体温36.1 ℃。脈拍64/分、整。血圧138/88mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢の筋力は保たれており、起立と歩行に異常を認めない。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは30 点(30 点満点)。血液所見:Hb 14.2 g/dL、白血球6,700。血液生化学所見:総蛋白6.9 g/dL、アルブミン4.2 g/dL、尿素窒素18 mg/dL、クレアチニン0.9 mg/dL。この患者の状態で正しいのはどれか。2 つ選べ。

解説

正解は⑵と⑶です。高齢男性が2か月前から食事がおいしくなく、倦怠感、気分の落ち込み、趣味への興味の喪失を示しており、うつ状態と考えられます。また外出の頻度が減り、1日のほとんどを自宅内で過ごしていることから、閉じこもりの状態にあります。閉じこもりはフレイルや要介護状態の危険因子であり、うつ状態の評価と治療、社会参加の支援が必要です。体重、アルブミンは保たれ、認知機能も正常で、筋力と歩行も保たれており、低栄養やロコモティブシンドロームは考えにくい状態です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成

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