喀痰検体で質が低いのはどれか。
喀痰検体で質が低いのはどれか。
- ⑴ うがいをした後に採取した検体うがいで口腔内の常在菌を減らしてから採取するのは、良質な検体を得る方法です。
- ⑵ 喀痰の膿性部分が入っている検体膿性部分を含む検体は下気道由来で、良質な検体です。
- ⑶ 食塩水吸入で誘発して採取した検体食塩水吸入による誘発痰は、喀痰が出にくい場合に良質な検体を得る方法です。
- ⑷ Gram 染色の鏡検で白血球が多い検体白血球が多い検体は下気道の炎症を反映した良質な検体です。
- ⑸ Gram 染色の鏡検で上皮細胞が多い検体扁平上皮細胞が多い検体は唾液の混入が多く、質の低い検体です。
解説
正解は⑸です。喀痰検体の品質は、Gram染色の鏡検で扁平上皮細胞と白血球の数をみて評価します(Geckler分類)。扁平上皮細胞が多い検体は唾液の混入が多く、口腔内常在菌の影響を受けて起炎菌の評価ができないため、質の低い検体です。一方、白血球が多く上皮細胞が少ない検体は下気道からの膿性痰で、良質な検体です。うがいの後に採取すると口腔内の常在菌を減らせ、膿性部分を選ぶことや食塩水吸入による誘発痰も、良質な検体を得る方法です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成