腰椎穿刺法による脳脊髄液検査を行う。成人患者への説明で誤っているのはどれか。
腰椎穿刺法による脳脊髄液検査を行う。成人患者への説明で誤っているのはどれか。
- ⑴ 「うつぶせの姿勢で行います」腰椎穿刺は側臥位で背中を丸めた姿勢で行い、うつぶせでは行わないため誤りです。
- ⑵ 「事前に血液検査を行います」正しい説明です。凝固異常や血小板減少がないか、事前に血液検査で確認します。
- ⑶ 「下肢に痛みが走ることがあります」正しい説明です。穿刺針が神経根に触れると下肢に放散する痛みが生じることがあります。
- ⑷ 「事前に眼底検査か頭部画像検査を行います」正しい説明です。頭蓋内圧亢進を除外するため、事前に眼底検査や頭部画像検査を行います。
- ⑸ 「検査後に立位で悪化する頭痛が起きることがあります」正しい説明です。検査後に低髄液圧による立位で悪化する頭痛が起こることがあります。
解説
正解は⑴です。腰椎穿刺は通常、側臥位で膝を抱えて背中を丸めた姿勢で行い、椎間を広げて穿刺します。うつぶせ(腹臥位)では行わないため、⑴の説明が誤りです。事前に血液検査で凝固異常や血小板減少がないかを確認し、頭蓋内圧亢進による脳ヘルニアを避けるため、眼底検査や頭部CT・MRIで評価します。穿刺時に神経根に触れると下肢に痛みが走ることがあり、検査後には立位で悪化する低髄液圧性頭痛が起こることがあります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成