ソクマル医師

83 歳の男性。陰囊の皮疹を主訴に来院した。9 か月前から左陰囊に痛みや痒みを伴…

83 歳の男性。陰囊の皮疹を主訴に来院した。9 か月前から左陰囊に痛みや痒みを伴わない皮疹が出現し、自宅近くの医療機関で外用薬による治療をしていたが、次第に拡大してきたため紹介受診した。陰部の写真(別冊No. 6A)と生検組織のH-E 染色標本(別冊No. 6B)とを別に示す。診断はどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑸です。高齢男性の陰嚢に、痛みや痒みの乏しい皮疹が9か月にわたり湿疹として外用治療されながら徐々に拡大しています。写真と組織は本文から確認できませんが、境界明瞭な紅斑や脱色素斑、びらんが想定され、病理では表皮内に明るい胞体をもつ大型のPaget細胞が増殖していると考えられます。これは乳房外Paget病の典型像で、陰部、腋窩、肛囲などのアポクリン腺の多い部位に好発し、湿疹や真菌症と誤診されやすい点に注意が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成

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