ソクマル医師

38 歳の女性。手に菌がついてしまっているのではないかと心配で仕方ないことを主訴…

38 歳の女性。手に菌がついてしまっているのではないかと心配で仕方ないことを主訴に母親に伴われて来院した。専門学校卒業後、20 歳から美容師となり、30歳で美容院を開業している。その頃から菌がついていると言って頻回に手を洗うようになり、数年前から家族の菌も恐れて家族を部屋に入れなくなった。最近は仕事もできなくなり、自分自身の入浴に2 時間くらいかけ、家族にも入念に体を洗うように指示するようになった。診察室では疎通性が良好で家族に迷惑をかけていることを自覚している。診断はどれか。

解説

正解は⑶です。手に菌がついているという考えが繰り返し浮かんで強い不安を生じ(強迫観念)、それを打ち消すために頻回の手洗いや長時間の入浴を繰り返し(強迫行為)、仕事ができなくなるなど生活が障害されています。本人は家族に迷惑をかけていることを自覚しており、考えの不合理さへの病識がある点も強迫性障害に合致します。家族に洗浄を強いる巻き込みもみられます。治療は曝露反応妨害法とSSRIが中心です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成

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