乳癌を疑う所見で誤っているのはどれか。
乳癌を疑う所見で誤っているのはどれか。
- ⑴ 乳汁分泌乳汁分泌は高プロラクチン血症などでみられ、乳癌を疑う所見ではありません。この記述が誤りです。
- ⑵ 乳頭陥凹癌の乳管への浸潤による牽引で生じ、乳癌を疑う所見です。
- ⑶ えくぼ徴候Cooper靱帯への浸潤により皮膚が陥凹し、乳癌を疑う所見です。
- ⑷ 橙皮様変化皮下リンパ管の閉塞による皮膚の浮腫で、乳癌を疑う所見です。
- ⑸ 大胸筋に固着した腫瘤深部への浸潤を示し、乳癌を疑う所見です。
解説
正解は⑴です。乳汁分泌は、妊娠・授乳期のほか高プロラクチン血症などでみられる所見で、乳癌を疑う所見ではありません。乳癌を疑う所見としては、片側の乳頭からの血性分泌は重要ですが、乳汁の分泌とは異なります。乳頭陥凹、皮膚のえくぼ徴候(Cooper靱帯への浸潤による牽引)、橙皮様変化(リンパ管の閉塞による皮膚の浮腫)、大胸筋への固着(深部への浸潤)は、いずれも乳癌の浸潤を示唆する所見です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成