72 歳の女性。脳梗塞で入院治療し、リハビリテーション後に自宅退院して3 か月が…
72 歳の女性。脳梗塞で入院治療し、リハビリテーション後に自宅退院して3 か月が経過した。現在は①マンションに一人暮らしをしている。右上下肢に軽度の運動麻痺が残存し、②長距離を歩くことができない。入院前は③おしゃべり好きで俳句教室に通うのが趣味であったが、俳句教室の入口の④階段を昇ることができないため最近は通っていない。退院してから⑤家に閉じこもりがちになっている。下線部のうち、国際生活機能分類〈ICF〉の参加制約に分類されるのはどれか。
- ⑴ ①住環境や生活状況であり、環境因子に分類されます。
- ⑵ ②歩行という個人の動作の困難で、活動制限に分類されます。
- ⑶ ③本人の性格や趣味は個人因子に分類されます。
- ⑷ ④階段昇降という動作の困難で、活動制限に分類されます。
- ⑸ ⑤社会的な交流や役割から遠ざかっている状態で、参加制約に分類されます。
解説
正解は⑸です。国際生活機能分類(ICF)では、生活機能を心身機能・身体構造、活動、参加の3つに分け、それぞれの問題を機能障害、活動制限、参加制約と呼び、背景因子として環境因子と個人因子を置きます。家に閉じこもりがちになり社会的な役割や交流が失われていることは参加制約に当たります。一人暮らしやマンションは環境因子、長距離を歩けないことや階段を昇れないことは活動制限、おしゃべり好きは個人因子に当たります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成