ソクマル医師

7 歳の男児。右前腕の痛みと右手指の運動障害を主訴に母親に連れられて夜間に来院し…

7 歳の男児。右前腕の痛みと右手指の運動障害を主訴に母親に連れられて夜間に来院した。同日午前にブランコから転落して右肘を強打し受診していた。診療記録によると右肘に腫脹と変形が認められ、エックス線写真で右上腕骨顆上骨折を認め、徒手整復とシーネ固定を施行していた。帰宅8 時間後に疼痛が増強し、右手指の運動ができなくなったため再度受診した。身長110 cm、体重19 kg。シーネの包帯を外して観察すると、右前腕に著しい腫脹を認めた。右手指は自動屈伸ができず、他動伸展すると激しい痛みを訴える。橈骨動脈の拍動を触知しない。この患児への対応で適切なのはどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑴です。上腕骨顆上骨折の整復・固定後に、前腕の著しい腫脹、手指の自動運動不能、他動伸展時の激痛、橈骨動脈拍動の消失がみられ、前腕の急性コンパートメント症候群と考えられます。筋区画内圧の上昇で筋・神経が阻血に陥っており、放置するとVolkmann拘縮を残すため、外固定を解除したうえで緊急の筋膜切開により除圧します。ギプス固定や可動域訓練は内圧を下げず、症状を悪化させます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成

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