無痛性虚血性心疾患をきたしやすいのはどれか。
無痛性虚血性心疾患をきたしやすいのはどれか。
- ⑴ 糖尿病自律神経障害により痛みを感じにくく、無痛性心筋虚血の代表的な背景疾患です。
- ⑵ 骨粗鬆症骨折リスクに関わる疾患で、虚血性心疾患の症状を隠す機序はありません。
- ⑶ 気管支喘息気道の慢性炎症疾患で、心筋虚血の痛覚を鈍らせるものではありません。
- ⑷ Parkinson 病自律神経障害を伴いますが、無痛性虚血性心疾患の代表的な原因とはされていません。
- ⑸ 胃食道逆流症胸焼けや胸痛をきたし狭心症との鑑別が問題になりますが、無痛性虚血の原因ではありません。
解説
正解は⑴です。糖尿病では自律神経障害により心臓の痛覚伝導が障害され、心筋虚血があっても胸痛を自覚しにくい無痛性(無症候性)心筋虚血をきたしやすくなります。そのため心筋梗塞が見逃されやすく、息切れや倦怠感、心不全などで初めて見つかることがあります。糖尿病患者では症状がなくても心電図や負荷検査で虚血を評価することが勧められます。他の選択肢は無痛性虚血の主要な背景ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成