52歳の男性。慢性腎不全で透析を受けており、妻の兄(50歳)から生体腎移植を受け…
52歳の男性。慢性腎不全で透析を受けており、妻の兄(50歳)から生体腎移植を受けることを検討している。妻の兄は健康で、検査でも腎機能に問題はない。移植の準備の面談で、妻の兄は「親族みんなに言われて断れなかった」とつぶやいた。この時点での対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 提供者の気持ちを確かめるため、受け取る側の男性に直接会って説得してもらう受け取る側からの説得は圧力になり、自発的な意思の確認になりません。
- ⑵ 健康で検査に問題がないので、予定どおり手術の日程を決める医学的に問題がなくても、自発的な意思が確かめられなければ提供を進めることはできません。
- ⑶ 提供を断ると家族の関係が悪くなるので、引き受けるよう説得する提供を説得することは自発的な意思を損ない、許されません。
- ⑷ 親族が賛成しているので、提供者本人の気持ちは確かめずに進める提供者本人の自発的な意思が最も重要で、親族の賛成で代えることはできません。
- ⑸ 移植の担当とは別の第三者が、提供者本人の自発的な意思を改めて確かめる生体からの臓器提供は、提供者の自発的な意思に基づくことが前提です。周りの圧力がうかがわれるときは、独立した第三者が意思を確かめます。
解説
最も適切なのは、移植の担当とは別の第三者が、提供者本人の自発的な意思を改めて確かめることです。生体からの臓器提供は、健康な人の体に手術を加えるもので、提供者本人の自由で自発的な意思に基づくことが欠かせません。家族や親族からの圧力によって断れない状況では、真の同意とはいえません。そのため、移植の医療チームから独立した第三者が面接し、提供の意思を確かめます。提供者が断ったことが受け取る側に伝わらないような配慮も行います。
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