60歳の男性。大腸癌に対して、翌日に開腹手術を受ける予定である。腹部には体毛が多…
60歳の男性。大腸癌に対して、翌日に開腹手術を受ける予定である。腹部には体毛が多い。手術部位の感染を減らすための術前の準備として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 皮膚の消毒は手術が終わってから行い、手術の前には行わない皮膚の消毒は切開の前に行うもので、手術後に行うのでは感染を防げません。
- ⑵ 毛を除く必要があれば、皮膚を傷つけにくい電気クリッパーで手術の直前に行うかみそりで剃ると皮膚に細かい傷ができて細菌が増えやすくなります。必要な場合だけ、手術の直前にクリッパーで除毛します。
- ⑶ 手術の1週間前から、毎日抗菌薬を飲んでもらう予防的な抗菌薬は手術の直前に投与するもので、1週間前から飲む必要はありません。
- ⑷ 前日の夜に、かみそりで腹部全体の毛を深く剃っておくかみそりによる剃毛は皮膚に細かい傷を作り、手術部位の感染を増やします。
- ⑸ 感染を防ぐため、手術の前日から入浴やシャワーを禁止する術前のシャワーや入浴で皮膚を清潔にすることは、感染の予防に役立ちます。
解説
最も適切なのは、毛を除く必要があれば、皮膚を傷つけにくい電気クリッパーで手術の直前に行うことです。かみそりによる剃毛は皮膚に目に見えない細かい傷を作り、そこで細菌が増えて手術部位の感染が増えることが分かっています。除毛は手術の邪魔になる場合に限り、クリッパーを使って手術の直前に行います。そのほか、術前のシャワー、切開前の皮膚の消毒、切開前の予防的な抗菌薬の投与、血糖の管理なども感染の予防に大切です。
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