48歳の男性。5年ほど前から手足が大きくなり、指輪がはまらず、靴のサイズも2つ上…
48歳の男性。5年ほど前から手足が大きくなり、指輪がはまらず、靴のサイズも2つ上がった。顎が前に出て、歯のかみ合わせが悪くなった。いびきもひどくなった。高血圧と高血糖を指摘されている。この症状の原因として最も考えられるのはどれか。
- ⑴ 副甲状腺ホルモンが過剰に出て、骨からカルシウムが溶け出している副甲状腺ホルモンの過剰では骨がもろくなる方向に働き、手足が大きくなる変化は起こりません。
- ⑵ 下垂体にできた腫瘍から成長ホルモンが過剰に出続けている成人で手足や顎が大きくなり、高血圧や高血糖を伴うのは、下垂体の腺腫から成長ホルモンが過剰に出る先端巨大症の特徴です。
- ⑶ 副腎皮質からコルチゾールが過剰に出て、顔が丸くなっているコルチゾールの過剰では顔が丸く体幹が太りますが、手足が大きくなることはありません。
- ⑷ 膵臓からインスリンが過剰に出て、低血糖をくり返しているインスリンの過剰では低血糖が起こり、高血糖や手足の肥大とは合いません。
- ⑸ 甲状腺ホルモンが過剰に出て、体の代謝が高まっている甲状腺ホルモンの過剰では体重減少や動悸が主で、手足や顎が大きくなることはありません。
解説
最も考えられるのは、下垂体の腫瘍から成長ホルモンが過剰に出続けている先端巨大症です。骨の端が閉じた成人で成長ホルモンが過剰になると、身長は伸びず、手足や顎、鼻、唇などが少しずつ大きくなります。舌や軟部組織の肥大でいびきや睡眠時無呼吸が起こり、高血圧や耐糖能異常も伴います。変化はゆっくりなので、昔の写真と比べると分かりやすくなります。血液検査で成長ホルモンの過剰を確かめ、下垂体のMRIを行います。
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