31歳の初妊婦。妊娠26週の検査で妊娠糖尿病と診断された。妊娠前の血糖は正常であ…
31歳の初妊婦。妊娠26週の検査で妊娠糖尿病と診断された。妊娠前の血糖は正常であった。女性は「私の血糖が高いと、赤ちゃんにどのような影響があるのですか」と尋ねた。母体の高血糖が胎児に及ぼす影響の説明として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 母体の血糖の高さは胎児とは関係がなく、出生後の体重にも影響はない母体の高血糖は胎児の発育や出生後の低血糖などに影響を与えます。
- ⑵ 母体の血糖が高いと胎盤が血糖を遮断し、胎児には糖がまったく届かなくなるブドウ糖は胎盤を通って胎児に届きます。母体が高血糖なら胎児も高血糖になります。
- ⑶ 胎児の血糖が高いと胎児のインスリンが減り、出生時の体重が小さくなる胎児は高血糖に反応してインスリンを多く出し、体が大きくなる方向に働きます。
- ⑷ 母体のインスリンが胎盤を通って胎児に入り、胎児の血糖が低くなりすぎるインスリンは分子が大きく、胎盤をほとんど通りません。胎児の高インスリンは胎児自身が作ったものです。
- ⑸ 母体の血糖が胎盤を通って胎児のインスリンを増やし、胎児が大きく育ちやすくなる母体のブドウ糖は胎盤を通りますが、インスリンは通りません。胎児は自分でインスリンを多く出し、その作用で体が大きく育ちやすくなります。
解説
最も適切なのは、母体の血糖が胎盤を通って胎児のインスリンを増やし、胎児が大きく育ちやすくなるという説明です。ブドウ糖は胎盤を通るため、母体が高血糖なら胎児も高血糖になりますが、母体のインスリンは胎盤をほとんど通りません。胎児は自らインスリンを多く分泌し、その成長を促す作用で巨大児になりやすくなります。出生後は母体からの糖が途絶える一方でインスリンが多い状態が続くため、新生児の低血糖にも注意が必要です。
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