48歳の男性。1年前から腰痛があり、これまでに整形外科を2か所受診して、画像検査…
48歳の男性。1年前から腰痛があり、これまでに整形外科を2か所受診して、画像検査で大きな異常はないと言われている。本日、3か所目として受診した。医師が痛みの様子を聞き終えたところである。男性の心理・社会的な背景を知るための問いかけとして最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「痛みが出たのは、重い物を持ち上げたときでしたか」発症のきっかけは現病歴の情報で、心理・社会的な背景を尋ねる問いではありません。
- ⑵ 「腰痛のほかに、熱が出たり体重が減ったりしていますか」発熱や体重減少は重い病気を見分けるための問いで、心理・社会的な情報ではありません。
- ⑶ 「前の病院で撮った画像や検査結果を、今日はお持ちになっていますか」画像の有無は検査に関する確認で、男性の気持ちや期待を知る問いかけではありません。
- ⑷ 「痛みは右と左のどちらが強く、足のしびれはありますか」痛みの部位やしびれの有無は身体的な症状の情報で、心理・社会的な背景を知る問いではありません。
- ⑸ 「今日の受診で、どのようなことをしてほしいとお考えですか」受診に何を期待しているかを尋ねると、これまでの受診で満たされなかった思いや不安を知る手がかりになります。
解説
最も適切なのは、「今日の受診で、どのようなことをしてほしいとお考えですか」と尋ねることです。複数の医療機関を受診している患者には、これまでの説明に納得できない、仕事に戻れるか不安があるなど、満たされていない期待や心配があることが少なくありません。受診への期待を尋ねると、その背景を知り、患者に合った説明や治療につなげられます。痛みの部位、発症のきっかけ、発熱の有無は、身体的な病歴の情報です。
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