ソクマル医師

72歳の男性。2年前に前立腺癌に対して、体の外から前立腺に放射線を当てる治療を受…

72歳の男性。2年前に前立腺癌に対して、体の外から前立腺に放射線を当てる治療を受け、経過は良好であった。数か月前から、排便のたびに少量の鮮やかな赤い血が混じるようになった。腹痛はなく、大腸内視鏡検査で、直腸の前壁の粘膜に細い血管が多数広がっていた。腫瘍はない。最も考えられる原因はどれか。

解説

照射の範囲に入った直腸の粘膜に、遅れて生じた放射線による障害が最も考えられます。放射線治療の合併症には、照射中から直後に起こり多くは回復する急性の反応と、数か月から数年たって現れる晩期の障害があります。前立腺への照射では、すぐ後ろにある直腸の前壁にも放射線がかかり、晩期に粘膜の血管が拡張して出血する放射線性直腸炎が起こることがあります。出血が続く場合は内視鏡で止血などを行います。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。

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