78歳の男性。肺炎で入院中。本日の夕方から呼吸状態が悪化し、主治医は人工呼吸が必…
78歳の男性。肺炎で入院中。本日の夕方から呼吸状態が悪化し、主治医は人工呼吸が必要になる可能性があると判断した。主治医は来院した長男に、現在の病状、今後予想される経過、治療の選択肢を説明した。説明を終えたあとに主治医が行うこととして最も適切なのはどれか。
- ⑴ 説明した内容と出席者、家族の質問や反応を、その日のうちに診療録に記載する。説明の内容と家族の受け止めを記録しておくと、ほかの医療者と情報を共有でき、後の説明とも食い違いません。
- ⑵ 口頭で十分に説明したので、記録は残さずに病棟の看護師へ口頭で内容を伝えておく。口頭の伝達だけでは、夜間や交代の際に説明の内容が正確に引き継がれません。
- ⑶ 長男以外の家族にも同じ説明をするため、男性本人の了解を得ずに親族全員に電話する。誰に病状を伝えるかは本人の意思を確かめて決めます。了解なく広く伝えるのは不適切です。
- ⑷ 長男の希望した治療方針をそのまま確定事項として指示に入れ、男性本人には伝えない。本人に意思を示す力があれば、本人の意向を確かめることが先です。家族の希望だけで決めてはいけません。
- ⑸ 説明の内容を家族が録音していないか確かめ、録音があれば消去するよう求める。録音の有無を問題にするより、説明の内容を正確に記録して共有することが大切です。
解説
説明した内容と出席者、家族の質問や反応を、その日のうちに診療録に記載するのが適切です。病状の説明は、内容を記録に残すことで、夜間の当直医や看護師など他の医療者と情報を共有でき、次の説明との食い違いを防げます。家族がどのように受け止めたか、どんな質問があったかも記録しておくと、その後の支援に役立ちます。誰に病状を伝えるかや治療方針は、本人の意思を確かめて決めます。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。