56歳の女性。2型糖尿病で通院中。医師が運動を勧めると、「仕事と介護で毎日忙しく…
56歳の女性。2型糖尿病で通院中。医師が運動を勧めると、「仕事と介護で毎日忙しく、ジムに通う時間なんてとてもない」と話した。通勤は電車で、駅までは自転車を使っている。運動を始めてもらうための医師の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 忙しい時期には運動をあきらめ、薬を増やして血糖を下げる方法を優先して考える。生活の中でできる運動もあります。行動を変える働きかけをせずに薬だけに頼るのは早すぎます。
- ⑵ 週に3回、1回1時間のジム通いを始めるよう、具体的な曜日を医師が決めて指示する。時間がないと話す人に大きな目標を一方的に課すと、実行できずに意欲を失いやすくなります。
- ⑶ 介護の負担を理由にするのは言い訳だと指摘し、運動の時間をつくるよう説得する。本人の事情を否定すると関係が損なわれます。事情を受け止めたうえで、できる方法を探します。
- ⑷ 日々の生活の中でできそうなことを尋ね、駅まで歩くなど小さな目標を一緒に決める。本人の生活に合った実行しやすい目標を一緒に決めると、自分にもできるという感覚が育ち、続きやすくなります。
- ⑸ 運動しないと合併症が進むことを強調し、次回までに運動を始めるよう強く求める。脅して行動を迫る方法は、反発や受診の中断を招きやすく、長続きしません。
解説
生活の中でできそうなことを尋ね、小さな目標を一緒に決めるのが適切です。忙しさを理由に運動できないと話す人に、大きな目標を課したり、合併症の怖さで迫ったりしても、行動は続きません。本人の生活を聞き、駅まで歩く、階段を使うなど、今日からできる小さな目標を本人と一緒に決めると、達成できたという手応えが自信になり、次の行動につながります。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。