28歳の男性。以前の健康診断で、心電図にΔ波があると言われていた。本日、急に動悸…
28歳の男性。以前の健康診断で、心電図にΔ波があると言われていた。本日、急に動悸が始まり受診した。脈拍は200/分前後で不規則で、血圧は102/68 mmHg。心電図では、幅の広いQRS波が不規則な間隔で並び、形が拍ごとに少しずつ違う。この不整脈への対応として避けるべき薬はどれか。
- ⑴ 経過中に行う心電図の連続した監視不安定になりやすい不整脈であり、連続した監視は必要です。
- ⑵ 再発を防ぐために後で行うカテーテルアブレーション副伝導路を焼き切る治療は、再発の予防に有効です。
- ⑶ 副伝導路の伝わりを抑えるプロカインアミド副伝導路の伝わりを抑える薬は、この不整脈に使うことができます。
- ⑷ 房室結節を抑えるベラパミル副伝導路のある人の心房細動で房室結節を抑えると、副伝導路を通る電気が増えて心室細動を起こす危険があります。
- ⑸ 血行動態が悪化したときに行う電気的除細動血圧が下がるなど状態が悪化すれば、電気ショックで洞調律に戻します。
解説
避けるべき薬は、房室結節での伝わりを遅らせるベラパミルです。Δ波は心房と心室をつなぐ副伝導路があるしるしで、そこに心房細動が起こると、電気が副伝導路を通って心室に速く伝わり、幅の広い不規則な頻拍になります。房室結節の伝わりを遅らせる薬を使うと、さらに副伝導路を通る電気が増えて、心室細動を起こす危険があります。副伝導路を抑える薬や電気ショックを使い、のちにカテーテルで副伝導路を焼き切ります。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。