54歳の女性。数か月前から、月に数回、突然どきどきする動悸が数分間起こり、自然に…
54歳の女性。数か月前から、月に数回、突然どきどきする動悸が数分間起こり、自然におさまる。受診時の診察と12誘導心電図には異常がない。動悸の原因を調べるための検査として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 胸部エックス線写真を撮り、心臓の大きさを確かめる。心臓の大きさは分かりますが、時々起こる動悸の原因となる不整脈はとらえられません。
- ⑵ 携帯型の装置で、日常生活中の心電図を長時間記録する。時々起こる動悸は受診時の心電図ではとらえにくく、長時間の記録で発作時の心電図を確かめます。
- ⑶ 腹部の超音波検査で、肝臓と胆嚢の状態を調べる。腹部の臓器は動悸の原因の評価に関係しません。
- ⑷ 頭部のCTを撮り、脳の中に出血がないかを確かめる。動悸だけの症状で、頭部の画像検査を行う理由はありません。
- ⑸ 呼吸機能検査を行い、肺活量と1秒率を調べる。呼吸機能の検査では不整脈は分かりません。動悸の原因の評価には向きません。
解説
携帯型の装置を付けて、日常生活の中で心電図を長時間記録するのが最も適切です。月に数回、数分間だけ起こる動悸は、受診したときの心電図では発作をとらえられないことがほとんどです。ホルター心電図などで日常生活の中の心電図を長時間記録し、動悸を感じたときの記録と照らし合わせることで、不整脈の有無と種類を確かめます。発作の頻度が少ない場合は、さらに長く記録できる装置を使います。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。