45歳の女性。日本に来て半年で、日本語は簡単なあいさつ程度しか話せない。腹痛を主…
45歳の女性。日本に来て半年で、日本語は簡単なあいさつ程度しか話せない。腹痛を主訴に、日本語が少し分かる10歳の娘に付き添われて受診した。医療面接の進め方として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 言葉が通じないので医療面接は省略し、検査の結果をもとに診断を進める。病歴は診断の大きな手がかりです。言葉の壁があっても聞き取る手段を整えます。
- ⑵ 同じ国の出身の別の患者が待合室にいれば、その人に通訳を頼む。関係のない他人に通訳を頼むと、本人の個人情報が漏れることになります。
- ⑶ 医療通訳者や通訳の仕組みを用いて、本人と直接やり取りできるようにする。専門の医療通訳を介すると、症状や病歴を正確に聞き取り、説明も本人に正しく伝えられます。
- ⑷ 娘に通訳を頼み、病名や検査の結果も娘から母親に伝えてもらう。子どもに通訳をさせると、内容の誤りや本人の言いにくいことの省略が起こり、子どもに負担もかかります。
- ⑸ 日本語で、専門用語を使わず、ふだんより大きな声でくり返し話しかける。声を大きくしても意味は伝わりません。言葉の壁は通訳で解決します。
解説
医療通訳者や通訳の仕組みを用いて、本人と直接やり取りできるようにするのが最も適切です。言葉の通じない患者の医療面接では、正確な聞き取りと説明のために専門の通訳を介します。電話や映像による通訳も使えます。家族、特に子どもに通訳を頼むと、医学的な内容が誤って伝わったり、本人が言いにくいことを話せなかったりし、子どもにも重い負担をかけます。他の患者に頼むと、個人情報の保護にも反します。
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