64歳の男性。大腸の内視鏡検査を受けることになり、医師が合併症について説明する。…
64歳の男性。大腸の内視鏡検査を受けることになり、医師が合併症について説明する。この検査で腸に穴が開く合併症が起こる頻度は、およそ1,000人に1人である。男性にこの危険を伝える言い方として最も分かりやすいのはどれか。
- ⑴ 「腸に穴が開く危険がありますが、詳しくは同意書を読んでおいてください」書面を渡すだけで口頭の説明を省くと、理解が不十分なまま同意することになります。
- ⑵ 「穿孔の発生率は0.1%程度と報告されていますので、ご了承ください」専門用語と百分率だけでは、どのくらいの危険なのかが患者に伝わりにくくなります。
- ⑶ 「重い合併症で手術になることもありますが、それは運が悪かった場合です」頻度を示さずに重い結果だけを伝えると、不安を必要以上に大きくします。
- ⑷ 「1,000人がこの検査を受けると、1人ほどに腸に穴が開きます」具体的な人数で示すと、確率の大きさを実感しやすく、誤解が起こりにくくなります。
- ⑸ 「合併症はまれですので、心配はいりません。気にしないでください」頻度を示さずに安心させるだけでは、患者が自分で判断するための情報になりません。
解説
1,000人が受けると1人ほどに起こると、具体的な人数で伝える言い方が最も分かりやすいです。危険の大きさは、百分率や「まれ」といった言葉だけでは人によって受け取り方が大きく異なります。同じ母数の人数で示すと、実感をもって理解しやすくなります。専門用語を避け、口頭で説明したうえで書面を渡し、質問を受けて理解を確かめることが、本人が納得して決めるための基本です。
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