67歳の男性。高血圧と脂質異常症で通院している。この半年、予約日に来院しないこと…
67歳の男性。高血圧と脂質異常症で通院している。この半年、予約日に来院しないことが続き、薬が切れている期間があった。本日の受診では、症状の悪化はなく、物忘れを疑わせる様子もない。理由を尋ねる医師の問いかけとして最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「薬を飲まないと脳卒中になりますよ。次からは予約日に来てください」危険を強調して指示するだけでは、受診が途切れた理由が分からず、解決につながりません。
- ⑵ 「通院や薬の費用、交通の便などで、困っていることはありませんか」受診が途切れる背景には、経済的な負担や通院手段の問題が隠れていることがあります。具体的に尋ねると話しやすくなります。
- ⑶ 「ご家族に、通院の予定をきちんと管理してもらうようにお願いしましょう」理由を確かめないまま家族に任せる提案をしても、本人の事情に合うとは限りません。
- ⑷ 「予約日を忘れてしまうのは、年齢による物忘れのせいでしょうか」物忘れを疑う様子はなく、決めつけた問いは本人を傷つけ、本当の理由を聞き出せません。
- ⑸ 「次回から薬をまとめて3か月分出しますので、それで足りるでしょうか」理由を確かめずに処方の量を変えても、費用など本当の問題が残ったままになります。
解説
通院や薬の費用、交通手段などで困っていることがないかを尋ねるのが最も適切です。受診や服薬が途切れる背景には、収入の減少や医療費の負担、通院の手段がないことなど、心理・社会的な事情が隠れていることがよくあります。医師が具体的に尋ねると、患者は言い出しにくい事情を話しやすくなります。危険を強調して指示したり、理由を決めつけたりするだけでは、問題は解決しません。
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