42歳の男性。会社の健康診断で、この10年間に体重が8 kg増えたと指摘された。…
42歳の男性。会社の健康診断で、この10年間に体重が8 kg増えたと指摘された。「食べる量は若いころと変わらないのに太ってきた」と話す。運動習慣はない。年齢とともに体重が増えやすくなる理由として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 甲状腺ホルモンの分泌が年齢とともに過剰になり、食欲が強まる。甲状腺ホルモンが過剰になるとむしろ体重は減ります。加齢で過剰になるものでもありません。
- ⑵ 40歳を過ぎると脂肪細胞が分裂しなくなり、脂肪をため込みやすくなる。脂肪の増加は脂肪細胞の分裂の停止によるものではなく、摂取と消費の差で起こります。
- ⑶ 年齢とともに腸から吸収される栄養素の割合が大きく増える。消化吸収の効率は年齢とともに上がるわけではありません。体重増加の主な理由ではありません。
- ⑷ 筋肉の量が減り、何もしなくても消費されるエネルギーが少なくなる。加齢と運動不足で筋肉の量が減ると、基礎代謝量が下がり、同じ量を食べても余ったエネルギーが脂肪として蓄えられます。
- ⑸ 年齢とともに体の水分量が増え、その分が体重に上乗せされる。加齢では体の水分の割合はむしろ減ります。水分の増加では説明できません。
解説
筋肉の量が減り、何もしなくても消費されるエネルギー(基礎代謝量)が少なくなるためです。基礎代謝量の多くは筋肉などの除脂肪組織が担っており、年齢とともに、また運動習慣が無いと筋肉の量は減っていきます。そのため若いころと同じ量を食べていても、使われずに余ったエネルギーが脂肪として蓄えられます。加齢で体の水分はむしろ減り、甲状腺ホルモンが過剰になると体重は減ります。
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