研修医が、B型肝炎ウイルスの表面抗原が陽性の患者から採血したあと、使った針を誤っ…
研修医が、B型肝炎ウイルスの表面抗原が陽性の患者から採血したあと、使った針を誤って自分の指に刺してしまった。研修医がまず行うこととして最も適切なのはどれか。
- ⑴ 患者に謝罪したうえで、患者の同意を得て追加の採血を行い、自分で検査に出す。患者の追加検査が必要な場合も、まず報告し、担当部署の手順に沿って行います。
- ⑵ 自分のB型肝炎の抗体価を半年後に測り、上がっていたら報告する。半年待つと予防の処置ができません。曝露した直後に報告して対応を始めます。
- ⑶ 傷口から血液を口で吸い出し、そのあと消毒液を浸したガーゼで覆う。口で吸うと口の粘膜にも曝露する危険があります。流水での洗浄が基本です。
- ⑷ 傷口を流水と石けんでよく洗い、すぐに上司と感染対策の担当部署に報告する。直ちに洗浄し、報告して検査と予防の処置を受けます。予防の処置は早く始めるほど効果があります。
- ⑸ 自分は過去に予防接種を受けているので、特に何もせずそのまま業務を続ける。接種歴があっても抗体が十分とは限りません。報告して抗体価の確認を受ける必要があります。
解説
傷口を流水と石けんでよく洗い、すぐに上司と感染対策の担当部署に報告するのが最も適切です。針刺しの直後に洗浄し、速やかに報告することで、自分の抗体の状態を確かめ、必要に応じて免疫グロブリンやワクチンによる予防処置を早く始められます。口で血を吸うと別の経路で曝露する危険があります。予防接種歴があっても抗体が十分とは限らず、半年待ってから報告するのでは遅すぎます。
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