ソクマル医師

38歳の男性。夜中に寝ているときに、うなるような呼吸をして意識を失ったと妻が話す…

38歳の男性。夜中に寝ているときに、うなるような呼吸をして意識を失ったと妻が話す。すぐに意識は戻った。父親が40歳代で睡眠中に突然亡くなっている。安静時の心電図で、V1とV2誘導にST部分が弓なりに盛り上がって下がる特徴的な形があり、QT時間は正常である。心エコーで心臓の構造に異常はない。最も考えられる病気と、突然死を防ぐための対応の組合せとして最も適切なのはどれか。

解説

ブルガダ症候群で、植込み型除細動器の植込みを検討するのが最も適切です。ブルガダ症候群は、心臓のイオンの通り道の遺伝的な異常によって、右側胸部誘導に特徴的なST上昇を示し、夜間や安静時に心室細動を起こして突然死の原因になる病気です。若い男性に多く、家族歴が手がかりになります。失神や心停止の既往がある人では、心室細動を自動的に止める植込み型除細動器が突然死の予防に有効です。
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