8歳の男児。予防接種を受けていない。5日前から発熱、咳、鼻水、目の充血があり、本…
8歳の男児。予防接種を受けていない。5日前から発熱、咳、鼻水、目の充血があり、本日、顔から全身に赤い発疹が広がった。口の中の頬の粘膜に白い小さな斑点がある。検査で麻しんと確定した。男児は昨日まで小学校に通っていた。この対応について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 診断した医師は、直ちに最寄りの保健所長を経由して都道府県知事に届け出る。麻しんは全数の届出が必要な感染症で、診断した医師は直ちに届け出ることが求められます。
- ⑵ 保健所は、学校で接触した人の予防接種歴などを調べ、感染の広がりを防ぐ対策をとる。麻しんは感染力が強く、保健所は接触者の調査や予防接種の勧奨などで流行を抑えます。
- ⑶ 麻しんは指定された定点の医療機関が届け出るため、この医師に届出の義務はない。麻しんは全数の届出の対象で、診断したすべての医師に届出の義務があります。
- ⑷ 診断した医師は、7日以内に患者の数を集計して報告する。麻しんは直ちに届け出る対象で、7日以内の報告では対策が遅れます。
- ⑸ 主治医の判断で、男児の家族全員を感染症指定医療機関に強制的に入院させる。麻しんの患者や家族に対して、医師の判断で強制的に入院させる仕組みはありません。
解説
診断した医師が直ちに保健所長を経由して知事に届け出ることと、保健所が接触者の予防接種歴などを調べて対策をとることが正しい組合せです。麻しんは空気感染する非常に感染力の強い病気で、感染症法では全数の届出が必要な感染症とされ、診断後直ちに届け出ることになっています。保健所は学校や家庭での接触者を調べ、予防接種を勧めるなどして流行を防ぎます。学校は出席停止の扱いになります。
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