30歳の初妊婦。妊娠29週。半日前からお腹が10分おきに規則正しく張り、腰が重い…
30歳の初妊婦。妊娠29週。半日前からお腹が10分おきに規則正しく張り、腰が重いと訴えて受診した。破水や出血はない。経腟超音波検査で子宮頸管の長さが短くなっており、内診で子宮口が少し開き始めている。対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 陣痛を強める薬を点滴して、このまま経腟分娩を進める。29週の早産は児への影響が大きく、まず妊娠の継続を図ります。
- ⑵ 入院させて安静を保ち、子宮の収縮を抑える薬を投与する。規則的な子宮収縮と頸管の短縮を伴う切迫早産で、入院して収縮を抑え、妊娠の継続を図ります。
- ⑶ すぐに帝王切開を行い、新生児集中治療室で児を管理する。母児に急いで分娩すべき異常はなく、まず妊娠を続けられるよう治療します。
- ⑷ 生理的なお腹の張りと説明し、次の健診まで自宅で過ごしてもらう。規則的な収縮と頸管の変化があり、生理的な張りの範囲を超えています。
- ⑸ 子宮の収縮を促すため、乳頭を刺激して張りの間隔を確かめる。乳頭刺激は子宮の収縮を強めるため、早産を進めるおそれがあります。
解説
入院させて安静を保ち、子宮の収縮を抑える薬を投与するのが最も適切です。妊娠22週から37週未満に、規則的な子宮収縮や子宮頸管の短縮、子宮口の開大がみられ、早産になりかけている状態を切迫早産といいます。妊娠の週数が早いほど児の合併症が多くなるため、子宮収縮抑制薬で妊娠の継続を図ります。早産が避けられない場合に備え、児の肺の成熟を促す薬の投与も検討します。
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