58歳の女性。高血圧で降圧薬を処方されている。家庭血圧が下がらないため理由を尋ね…
58歳の女性。高血圧で降圧薬を処方されている。家庭血圧が下がらないため理由を尋ねると、「実は飲んだり飲まなかったりしています」と話した。医師の応答として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「では薬の量を倍に増やして、早く血圧を下げましょう」服薬が不規則なまま量を増やすと、飲んだ日に下がりすぎる危険があります。
- ⑵ 「このままでは脳卒中になります。毎日欠かさず飲んでください」脅して従わせる言い方は反発や隠しごとを招き、続けられない原因も分かりません。
- ⑶ 「飲めないのでしたら、治療を続ける意味はないと思います」患者を突き放す言い方は関係を損ない、受診をやめるきっかけにもなります。
- ⑷ 「飲みにくいと感じる理由があれば、聞かせていただけますか」責めずに理由を尋ねると、副作用への不安や生活の事情など、続けられない原因を一緒に探せます。
- ⑸ 「飲み忘れた日は、翌日に2回分をまとめて飲めば大丈夫です」まとめて飲むと血圧が下がりすぎる危険があり、誤った指導です。
解説
「飲みにくいと感じる理由があれば、聞かせていただけますか」と尋ねるのが最も適切です。薬を指示どおりに続けられない背景には、副作用への不安、効果の実感のなさ、飲む回数の多さ、費用などさまざまな理由があります。責めずに話を聞くことで本当の理由が分かり、薬の種類や回数を見直す、生活に合わせた工夫を考えるなど、本人が続けられる方法を一緒に決められます。
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