64歳の男性。脳梗塞のあと右片麻痺が残り、自宅で生活している。国際生活機能分類に…
64歳の男性。脳梗塞のあと右片麻痺が残り、自宅で生活している。国際生活機能分類に沿って男性の状態を整理した。「参加」の制約にあたるのはどれか。
- ⑴ 長年務めてきた町内会の祭りの世話役を続けられなくなった。地域の役割を担うことは社会や生活の場への関わりで、「参加」にあたります。
- ⑵ 右手の握る力が左手の半分ほどに落ちている。筋力の低下は体の働きの変化で、「心身機能」の障害にあたります。
- ⑶ 自宅の玄関に高い段差があり、手すりがついていない。住まいの構造は本人を取り巻く条件で、「環境因子」にあたります。
- ⑷ もともと几帳面で、人に頼ることを好まない性格である。性格や生活歴は本人に固有の特徴で、「個人因子」にあたります。
- ⑸ 箸を使って食事をとることが難しくなった。食事をとる動作は個人が行う課題で、「活動」の制限にあたります。
解説
祭りの世話役を続けられなくなったことが「参加」の制約です。国際生活機能分類では、生活機能を心身機能・身体構造、活動、参加の3つに分け、それぞれが損なわれた状態を機能障害、活動制限、参加制約と呼びます。参加は家庭や地域、職場で役割を果たすことです。これに環境因子と個人因子が影響すると考え、障害を本人の体の問題だけでなく、生活全体のなかでとらえます。
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