ソクマル医師

66歳の男性。朝起きた時から右の手足が動かしにくいため受診した。右上下肢に筋力低…

66歳の男性。朝起きた時から右の手足が動かしにくいため受診した。右上下肢に筋力低下があり、右の上腕二頭筋反射と膝蓋腱反射が左より亢進している。右足の裏を外側に沿ってこすると、母趾がゆっくり背屈し、ほかの指が扇状に開いた。感覚障害は明らかでない。これらの所見から障害されていると考えられる経路はどれか。

解説

左の大脳皮質から脊髄へ下行する運動の経路、つまり錐体路の障害と考えられます。右半身の筋力低下に、腱反射の亢進と、足底をこすったときに母趾が背屈する病的反射を伴うのは、上位運動ニューロンの障害の特徴です。錐体路は延髄で交叉するため、右半身の症状は左の大脳の病変で起こります。下位運動ニューロンの障害では反射は低下し、病的反射は出ません。
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