ソクマル医師

62歳の男性。労作時の息切れで受診した。胸骨左縁の第3肋間付近で、拡張期のかすか…

62歳の男性。労作時の息切れで受診した。胸骨左縁の第3肋間付近で、拡張期のかすかな雑音が疑われたが、仰臥位でははっきりしない。大動脈弁からの逆流による雑音を聴き取りやすくするための体位として最も適切なのはどれか。

解説

座位で上半身を前に傾け、息を吐いて止めた状態で聴くのが最も適切です。大動脈弁逆流の雑音は、拡張期の初めに始まる高調で弱い漸減性の雑音で、胸骨左縁で聴かれます。前傾座位にすると心臓が前胸壁に近づき、呼気で止めると肺が心臓を覆わなくなるため、聴き取りやすくなります。左側臥位は、心尖部の低調な雑音、とくに僧帽弁狭窄の雑音を聴くときに用います。
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