68歳の女性。消化管出血による貧血のため、赤血球液を輸血することになった。病棟で…
68歳の女性。消化管出血による貧血のため、赤血球液を輸血することになった。病棟で輸血を始める直前の手順として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 開始前の照合は患者の家族に依頼し、看護師は製剤の準備に専念する。照合は医療者の責任で行う手順で、家族に任せるものではありません。
- ⑵ 輸血部で照合済みの製剤なので、病棟では照合を省いて接続する。輸血部での確認後にも取り違えは起こり得ます。病棟での投与直前の照合は省けません。
- ⑶ ベッドサイドで、患者本人の確認と製剤の照合を医療者2人で行う。取り違えによる不適合輸血を防ぐため、投与の直前に患者のそばで2人で患者と製剤を照合します。
- ⑷ 冷えた製剤を温めるため、電子レンジで人肌程度まで加温する。電子レンジでは加温にむらが生じ、溶血を起こします。加温が必要なときは専用の加温器を使います。
- ⑸ 同じ点滴ラインに乳酸リンゲル液をつないで一緒に投与する。カルシウムを含む輸液を混ぜると血液が凝固するおそれがあります。輸血は単独のラインで行います。
解説
ベッドサイドで患者本人と製剤を医療者2人で照合するのが最も適切です。不適合輸血の多くは患者や製剤の取り違えで起こるため、投与の直前に患者のそばで、氏名や血液型、製剤番号を2人で確認します。輸血は単独のラインで行い、カルシウムを含む輸液と混ぜません。加温が必要なときは専用の加温器を使い、電子レンジは溶血を起こすため使いません。
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