X 線管から発生したエネルギースペクトルを図に示す。正しいのはどれか。
X 線管から発生したエネルギースペクトルを図に示す。正しいのはどれか。
- ⑴ 管電圧は100 kV である。最大エネルギーが100 keVに達しておらず、合いません。
- ⑵ 付加フィルタの吸収端が観察される。付加フィルタによる吸収端は、このスペクトルには現れません。
- ⑶ K 特性X 線とL 特性X 線が観察される。L特性X線は低エネルギーで吸収され、観察されません。
- ⑷ タングステンターゲットから発生したX 線である。K特性X線の位置がタングステンのものと一致します。
- ⑸ 連続スペクトルより線スペクトルの発生した割合が多い。発生量の大部分は連続スペクトルが占めます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。図では連続スペクトルの上に2本の鋭い線が重なっており、その位置がタングステンのK特性X線(約59 keVと67 keV)にあたります。したがってタングステンターゲットから発生したX線と分かります。最大エネルギーが100 keVに達していないため管電圧は100 kVではありません。付加フィルタの吸収端は現れず、L特性X線は低エネルギーで吸収されて見えません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-06.html)を加工して作成