放射線によるDNA 損傷で細胞の致死作用が最も高いのはどれか。
放射線によるDNA 損傷で細胞の致死作用が最も高いのはどれか。
- ⑴ 架橋架橋も修復しにくい損傷ですが、生じる数が少なく致死への寄与は限られます。
- ⑵ 塩基損傷塩基損傷は塩基除去修復で正確に直せるため、致死性は低くなります。
- ⑶ 塩基の遊離塩基の遊離も除去修復で直せる損傷です。
- ⑷ 一本鎖切断一本鎖切断は向かい側の鎖を手本に正確に修復できます。
- ⑸ 二本鎖切断手本となる相補鎖が失われるため正しく直しにくく、細胞死や染色体異常につながります。
解説
正解は⑸です。DNAの二本鎖切断は、向かい合う2本の鎖が近い位置で同時に切れるもので、修復の際の手本となる相補鎖が失われるため、正しく直しにくい損傷です。誤って修復されると染色体異常や細胞死につながるため、細胞の致死作用が最も高い損傷とされます。一本鎖切断や塩基損傷、塩基の遊離は、向かい側の鎖を手本にして正確に修復できるため致死性は低くなります。架橋も修復は難しいものの、生じる数が少なく致死への寄与は限られます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-06.html)を加工して作成