自治会の会合から2年後の午後4時、A 市内を震源とする震度6の地震が発生した。市…
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。A 市は川沿いに位置する人口7万人の高齢化率24.6 % の市である。A 市には13人の保健師が勤務し地区担当制で業務を行っている。A 市では5年前に大規模災害が発生し、多くの死傷者が出た。死傷者は高齢者の割合が高かった。
自治会の会合から2年後の午後4時、A 市内を震源とする震度6の地震が発生した。市全域は断水、停電した。道路は一部泥状化によって隆起した箇所はあるが寸断はない。B 保健師は災害時保健活動マニュアルに従い、発災30 分後に保健センターに出勤し担当避難所に出向いた。このときにB 保健師が行う保健活動で正しいのはどれか。
- ⑴ 健康相談の場所の設置健康相談の場の設置は、避難所の運営が始まり状況が落ち着いてから取り組む活動です。
- ⑵ 生活不活発病の予防生活不活発病の予防は、避難生活が長期化する時期に重要になる取り組みです。
- ⑶ 災害時要配慮者の安全確保超急性期には、災害時要配慮者の安全を確かめることが最も優先されます。
- ⑷ 消毒薬などの衛生資材の調達衛生資材の調達は必要な準備ですが、発災30分の時点で優先される活動ではありません。
- ⑸ 災害派遣精神医療チーム〈DPAT〉との連携DPATとの連携は、こころのケアの必要性が明らかになる段階で検討します。
解説
正解は⑶です。発災から30分という超急性期には、まず命に関わる危険の有無を確かめることが最優先になります。避難所では、高齢者や障害のある人、乳幼児、妊産婦などの災害時要配慮者が安全に過ごせているかを確認し、必要な場所へ移すなどの対応をとります。健康相談の場の設置や衛生資材の調達、生活不活発病の予防、DPATとの連携は、避難生活が始まり状況が落ち着いてから取り組む活動です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成