A さん(43 歳、女性)は定期健康診断を毎年受けている。今年は血液検査で中性脂…
A さん(43 歳、女性)は定期健康診断を毎年受けている。今年は血液検査で中性脂肪が基準値を超えており、医師から運動を勧められた。1か月後の受診日に、2週前から1日15 分のジョギングを始めたことを医師に話したところ、医師は「2週間続けられたのだから、あなたならこれからもできると思います」と話した。A さんは「はい。頑張って続けてみようと思います」と話した。A さんの自己効力感を高めたのはどれか。
- ⑴ 代理体験代理体験は、他の人が取り組んで成功する様子を見て自分にもできると感じることで、本問の場面とは異なります。
- ⑵ 意識の高揚意識の高揚は変化ステージ理論の変容プロセスの一つで、自己効力感を高める4つの要因には含まれません。
- ⑶ 言語的説得医師が言葉でAさんの力を認めて励ましており、自己効力感を高める言語的説得にあたります。
- ⑷ 自己の再評価自己の再評価も変化ステージ理論の変容プロセスで、自己効力感の情報源としては位置づけられていません。
解説
正解は⑶です。自己効力感を高める要因には、遂行行動の達成、代理体験、言語的説得、生理的・情動的状態の4つがあります。この場面では、医師が「2週間続けられたのだから、あなたならこれからもできる」と言葉でAさんの力を認めており、これは言語的説得にあたります。他者の成功を見て自分にもできると感じる代理体験とは区別して覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成