A 地区では市主催の両親学級に参加した父親が有志でグループを結成し、「パパの会」…
A 地区では市主催の両親学級に参加した父親が有志でグループを結成し、「パパの会」として自主的な活動を行っている。地区担当保健師は、会のリーダーから「会の活動を市の広報紙に掲載して参加者を増やしたいという意見と、今のメンバーで活動していきたいという意見に分かれている。どうしたらよいか」と相談を受けた。地区担当保健師が優先して行う対応として適切なのはどれか。
- ⑴ 「保健師が運営を担当します」保健師が運営を担うと会の自主性が失われ、住民主体の活動という性格が崩れてしまいます。
- ⑵ 「パパの会に一度参加させてください」まず会に参加して活動とメンバーの思いを把握することが、主体性を尊重した支援の出発点になります。
- ⑶ 「リーダーの考えで活動を進めていいですよ」リーダーに判断を委ねるだけでは相談に応えたことにならず、意見の対立も解消されません。
- ⑷ 「意見が分かれているのでメンバーを分けて活動しましょう」意見の違いを理由に分けてしまうと、話し合いによる合意形成の機会を奪い、会の力を弱めます。
解説
正解は⑵です。会の中で意見が分かれている段階では、保健師がまず会に参加し、活動の様子やメンバーそれぞれの思いを直接把握することが先決です。状況を理解しないまま助言すると、一方の意見に肩入れしたり、会の自主性を損なったりするおそれがあります。自主グループへの支援は、主体性を尊重しながら合意形成を側面から支えることが基本です。関わりの順序を意識しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成