A 市の課題に対する地域包括支援センターの取り組みで、優先するのはどれか。
次の文を読み54、55 の問いに答えよ。人口2万人のA 市。高齢化率が34.7 % で、高齢者福祉計画では「高齢者が安心・安全に暮らせるまちづくり」を目標に掲げている。A 市の高齢者対策を担当するのは高齢福祉課、市直営の地域包括支援センターと社会福祉協議会であり、実務担当者が参加する地域ケア会議は毎月開催している。A 市では、認知症高齢者の増加と徘徊などの問題が増えている。
A 市の課題に対する地域包括支援センターの取り組みで、優先するのはどれか。
- ⑴ 地域ケア会議に参加する関係者を増やす。会議の参加者を増やすことは体制づくりの一つですが、現に起きている危険への直接の対応ではありません。
- ⑵ 認知症高齢者の見守り体制を強化する。行方不明が繰り返されている現状に直接対応する取り組みであり、優先度が最も高くなります。
- ⑶ 高齢者の健康増進対策を推進する。健康増進対策は長期的な課題で、今回明らかになった危険への対応にはなりません。
- ⑷ 介護予防事業を拡大する。介護予防事業の拡大も重要ですが、認知症高齢者の行方不明への対応にはなりません。
解説
正解は⑵です。「安心・安全ネット」で配信される情報は認知症高齢者を探す内容が多く、行方不明が繰り返し起きていることが分かります。したがって地域包括支援センターがまず優先すべきは、認知症の人を地域で見守り、早く発見して保護できる体制を強化することです。健康増進や介護予防、会議の参加者を増やすことも大切な取り組みですが、現に生じている危険への対応が先になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成