A 市のB 地区を担当する保健師は、地区住民の自治会加入率が減少しており、自治会…
次の文を読み52、53 の問いに答えよ。A 市B 地区。県庁所在地のベッドタウンであり市外に通勤・通学する者が多く居住している地区である。B 地区の1990 年から2018 年までの人口と高齢者人口に関するグラフを示す。
A 市のB 地区を担当する保健師は、地区住民の自治会加入率が減少しており、自治会が主催している高齢者サロンの参加者が減っていることが気になっていた。そこで地域包括支援センターと協働し、サロンの活性化とともにB 地区全体の地区組織活動の促進につなげていくことができないか検討していくことにした。保健師が最初に取り組むこととして最も適切なのはどれか。
- ⑴ サロンのチラシを住民に配布する。チラシの配布は周知の手段にすぎず、参加が減っている理由の解決にはなりません。
- ⑵ サロンと地域の子ども会との交流会を企画する。交流会の企画は有効な方法の一つですが、関係者の合意がないまま進められません。
- ⑶ サロン及び自治会の担当者と話し合う場を設定する。担当者が現状と思いを共有する場をつくることが、活性化に向けた検討の出発点になります。
- ⑷ 自治会と一緒に住民向けの介護予防の講演会を開催する。講演会の開催は一方向の働きかけで、地区組織活動の促進には直接つながりません。
解説
正解は⑶です。サロンの参加者が減っている理由も、自治会加入率の低下との関係も、まだ分かっていません。まずはサロンと自治会の担当者が集まって話し合う場を設け、現状の受け止めや困りごと、今後どうしたいかを共有することが出発点になります。そこで共通の課題が見えてはじめて、具体的な取り組みを一緒に組み立てられます。周知や企画はその後の段階です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成