1か月後。B ちゃんは、3歳児健康診査のために市保健センターに来所した。健康診査…
次の文を読み41〜43 の問いに答えよ。A さん(32 歳、女性、会社員)。夫と長男のB ちゃん(3歳、男児)との3人暮らし。B ちゃんは保育所に通っている。A さんから「B は保育所でたびたび他の子どもたちが遊んでいるおもちゃを取り上げ泣かせてしまい、保育士が止めに入ると、B はキーと奇声をあげ走り回っていたり、遊びの時間が終わっても1人でミニカーを並べることにこだわっているようです。保育士から保健師に相談してみてはどうかと言われました」と市保健センターの地区担当保健師へ電話相談があった。
1か月後。B ちゃんは、3歳児健康診査のために市保健センターに来所した。健康診査の医師は、B ちゃんは発達に問題がある可能性があると話した。A さんは「B は発達障害なのでしょうか。どうしたらいいのでしょうか」と保健師に話した。A さんへの保健師の対応で優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 児童館の利用を促す。児童館の利用は交流の機会にはなりますが、発達の評価にはつながりません。
- ⑵ 保健師による継続訪問をする。継続訪問も有用ですが、専門的な評価を受ける機会が先に必要です。
- ⑶ 心理相談を受けることを勧める。心理相談による専門的な評価が、Bちゃんの状態の理解と次の支援の出発点になります。
- ⑷ 地域の育児サークルを紹介する。育児サークルは保護者の交流の場で、発達の心配に答えるものではありません。
解説
正解は⑶です。健康診査の医師から発達に問題がある可能性を指摘され、Aさんは不安を抱えています。この段階で必要なのは、心理相談によって発達の状態を専門的に評価し、Bちゃんに何が起きているのかを具体的に理解することです。評価の結果があってはじめて、療育や保育所との連携など次の支援につなげられます。交流の場の紹介は、見立てが定まってから検討する段階です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成