人口10 万人の市の保健師が担当地区の地域診断を行った。情報分析の方法で適切なの…
人口10 万人の市の保健師が担当地区の地域診断を行った。情報分析の方法で適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 出生数を県全体の数値と比較した。出生数は人口規模の影響を受けるため、そのまま県全体と比べても比較になりません。
- ⑵ 妊産婦死亡率を学校区別に比較した。妊産婦死亡は発生数が極めて少なく、学校区単位では偶然の変動が大きく比較できません。
- ⑶ 地区組織の代表者からの意見を分析した。地区組織の代表者の意見は、統計では見えない地域の実情を補う質的情報になります。
- ⑷ 住民登録者のない地区をアセスメントから除外した。住民登録がなくても生活している人はおり、除外すると実態を見落とします。
- ⑸ 子育てニーズを母親の就労の有無などの属性別に集計した。属性別に集計することで、どの層にどのような支援が必要かを明らかにできます。
解説
正解は⑶と⑸です。地域診断では、統計のような量的情報だけでなく、地区組織の代表者の意見といった質的情報も合わせて分析し、地域の実情を立体的にとらえます。また同じ数値でも、母親の就労の有無などの属性別に集計すると、どの層に支援が必要かが見えてきます。妊産婦死亡は件数が少なく小地区別の比較には向かず、住民登録のない地区も生活の場であれば除外できません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成