A さんの上司への保健師の助言で適切なのはどれか。
次の文を読み39〜41 の問いに答えよ。A さん(35 歳、男性)は、従業員約500 人の企業に勤務している。先日、A さんの上司から社内の健康管理課の保健師に電話があり「A さんは4月に他部署から異動してきましたが、最近休みがちで、月曜日は遅刻が多く表情も硬い。仕事中ウトウトすることもあるため声をかけたら『医療機関に通院しているから大丈夫です』としか言わない。どう対応すればよいか」との相談があった。
A さんの上司への保健師の助言で適切なのはどれか。
- ⑴ 「医療機関を変えるように勧めてください」通院先の変更を勧めることは、状況を把握していない段階で行う助言ではありません。
- ⑵ 「A さんの仕事の量を減らすようにしてください」仕事量の調整は必要になるかもしれませんが、まず本人の状況の把握が先です。
- ⑶ 「健康管理課に相談に来るように勧めてください」本人が産業保健の窓口につながることで、状況を把握し必要な支援を組み立てられます。
- ⑷ 「ご家族に電話をして、家庭での様子を確認してください」本人の同意なく家族に連絡することは、個人情報の取扱いの面から適切ではありません。
解説
正解は⑶です。Aさん本人は「大丈夫」としか話しておらず、状況を直接確かめられていません。上司から健康管理課への相談を勧めてもらえば、本人が自ら産業保健の窓口につながり、保健師が状況を把握して必要な支援を組み立てられます。医療機関の変更を勧めることや家族への連絡は本人の同意なく行えず、仕事量の調整も状況を把握してから判断すべきことです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成