A 市の健康増進計画の評価結果を受け、市の目標達成に向けたまちづくりを推進してい…
次の文を読み54、55 の問いに答えよ。人口約15 万人のA 市。大都市郊外のベッドタウンであり、人口は10 年前をピークに微減している。現在の高齢化率は26 % であり、独居高齢者の増加が課題である。市では「健康でイキイキとした暮らしを地域で支えるまち」を目指し、健康増進計画を策定した。
A 市の健康増進計画の評価結果を受け、市の目標達成に向けたまちづくりを推進していくために、住民と協働した特別プロジェクトの立ち上げが決定した。このプロジェクトの計画を立案するにあたり保健師が行うことで最も適切なのはどれか。
- ⑴ A 市の健康課題を住民と話し合う。課題を住民と一緒に確かめることで共通理解が生まれ、住民主体の取り組みにつながります。
- ⑵ 独居高齢者の全戸家庭訪問を行う。全戸訪問は負担が大きく、住民と協働して計画を立てる方法にもなりません。
- ⑶ 認知症予防の健康教育を実施する。健康教育は課題と目標が定まってから選ぶ手段で、計画立案の出発点ではありません。
- ⑷ 介護予防に関する講演会を開催する。講演会は一方向の働きかけで、住民との協働にはつながりません。
解説
正解は⑴です。住民と協働するプロジェクトでは、行政が決めた取り組みに住民を参加させるのではなく、何が課題かを住民と一緒に確かめるところから始めます。評価結果をもとにA市の健康課題を住民と話し合うことで、課題が共有され、住民が自分たちの問題として取り組めるようになります。家庭訪問や健康教育、講演会は、課題と目標が定まってから選ぶ手段です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成